高岡市議会 2022-12-05 令和4年12月定例会(第5日目) 本文
新たに国宝に指定された勝興寺をはじめとする2件の国宝に加え、3か所の重要伝統的建造物群保存地区、2つの日本遺産ストーリーなどを生かしながら観光素材を磨き上げ、北陸を代表する歴史都市高岡の魅力を発信していきたいとの答弁がありました。 次に、観光施設誘導標識設置等事業費について、瑞龍寺や高岡大仏などの市内観光地への観光案内看板は分かりにくいものが多いという声がある。
新たに国宝に指定された勝興寺をはじめとする2件の国宝に加え、3か所の重要伝統的建造物群保存地区、2つの日本遺産ストーリーなどを生かしながら観光素材を磨き上げ、北陸を代表する歴史都市高岡の魅力を発信していきたいとの答弁がありました。 次に、観光施設誘導標識設置等事業費について、瑞龍寺や高岡大仏などの市内観光地への観光案内看板は分かりにくいものが多いという声がある。
そこで、勝興寺の国宝指定の答申を受け、2つの国宝と、吉久を含む3つの重要伝統的建造物群保存地区を生かした今後の観光戦略を市長にお伺いいたします。 60 ◯市長(角田悠紀君) 薮中議員の質問の冒頭でも勝興寺国宝指定の祝意を述べていただきました。
今言いましたのと逆の観点になるかもしれませんが、例えば今回、国宝指定への答申が出された勝興寺さんにも、例えば、表に出ていない美術品や調度品が数多くあるものと推察いたします。歴史資料の展示は博物館でといった線引きを緩めて、高岡の高度な文化力を純粋に美術館でも展示することを検討してはいかがでしょうか。 機運の高まった今、私たちも全国に向けて胸を張りたいという思いから、この項最後の質問であります。
告示があれば、いよいよ高岡市は北陸3県で唯一、複数の国宝を持つ市となります。 そこでまず最初の質問として、国宝を2つ持つ希有な自治体となったことへの受け止めについてお伺いします。 これから国宝となる勝興寺について、市民にとってもその価値を正しく、より一層理解することが必要となります。 そこで、国宝勝興寺の価値を市民とさらに共有するための取組についてお伺いします。
中でも、国宝瑞龍寺での住職の案内付夜間特別拝観や金屋町重要伝統的建造物群保存地区でのギャラリーの見学、工芸体験などが特に充実していると評価され、特別感のある体験や地元の人との交流を通して、来訪者の心に残る日本遺産の魅力を伝えることができているとの意見をいただいております。
本市の歴史・文化資産につきましては、例えば国宝瑞龍寺は、その建築的、文化財的な価値にとどまらず、前田利長公の菩提寺であり、かつその墓所が高岡にあるという歴史的背景も含めて楽しめる魅力的な観光素材であります。
国宝瑞龍寺に代表されます本市の主な歴史・文化資産は、公共交通の利便性が高い中心市街地一帯の長さ約1キロメートルの範囲内に位置しておりまして、また、高岡地域地場産業センターでは、富山県西部地域の伝統的工芸品の見学はもとより、鋳物や漆工のものづくり体験におきましても大人数の受入れが可能というふうになっております。そのことから、教育旅行先として一定の評価をいただいているところでございます。
本市ではこれまで、国宝瑞龍寺をはじめとした日本遺産に認定されたストーリーを構成する歴史・文化資産や、鋳物づくりに端を発し、受け継がれてきた伝統産業技術を生かしたものづくりの技などといった魅力を発信することで、観光地としての認知度を高めてまいりました。
そして、富山県唯一の国宝瑞龍寺、平成の大修理を終えたばかりの国指定重要文化財「勝興寺」、祭りにおいては豪華けんらんな御車山祭、けんか山で知られる勇壮な伏木曳山祭。高岡御車山祭の御車山行事は、国が指定する重要有形民俗文化財、重要無形民俗文化財の両方に指定されており、日本で5つしかありません。 しかし、このことを知っている高岡市民は非常に少ないのではないでしょうか。
また、伝統産業を生かした産業観光や歴史・文化遺産を生かした文化観光など、国指定の伝統的工芸品や国宝をはじめとする本市の強み、特色を生かした観光振興にも取り組んでいかねばなりません。 なおかつ、新たな視点として、脱炭素社会の実現に貢献できる技術を開発するベンチャー企業の育成や支援など、新産業の創造は今後の社会構造の大きな変化の下で、本市のさらなる発展の追い風になるものと考えます。
現在、墓所全体が史跡の指定範囲であること、御廟としての静ひつな空間を保つ必要があること、墓所の大半が前田家の所有であることなど諸条件がある中で、市民をはじめ多くの方が墓所を訪れ、国宝瑞龍寺とともに、開町の祖である利長の偉大さを感じていただけますよう、墓所周辺も含めたこのエリア一帯の環境の整備について、今後とも検討してまいりたいと考えているところでございます。 私からは以上でございます。
伝統の技を現代に結集した平成の御車山、あるいは伝統技術と先端技術とを融合した国宝法隆寺釈迦三尊像の再現など、本市が誇る歴史・文化に改めて光が当たりました。職人さんや作家さんだけではなく、市民のシビックプライドの醸成にもつながったと考えております。 また、歴史的な町並みである金屋町では、これまでになかったような飲食店や移住体験施設が新たに整備されております。
加えて、今春には、重要文化財である勝興寺の平成の大修理も完了し、国宝への期待も高まっています。これらをばねに、世界文化遺産登録も意識しながら、文化資産を地域まちづくりの核として幅広く保存・活用してまいりたいと存じます。 また、歴史に培われた伝統の技は、高岡の発展を目指すシンボルとして平成の御車山に結集され、伝統技術と先端技術を融合して国宝法隆寺釈迦三尊像の再現が実現しました。
いずれは国宝へと期待も高まる勝興寺ですが、これからはこれまでの保存整備から保存・活用に方針をシフトしていく必要があると考えています。 質問として、4月11日に竣工を迎える勝興寺の今後の保存・活用に向けての見解を教育長に伺います。
次に、県教育委員会は新年度、勝興寺の国宝指定に向け、高岡市が取り組む学術的な価値の検証と情報発信を支援すると報道がされていました。平成の大修理で判明した勝興寺の新たな価値や魅力を紹介する冊子を作成し、講演会やシンポジウムを開催するとなっていましたが、最初の発信がとても重要だと思います。
国宝指定への期待もあり、今後はプロモーションや活用方法について、地域を巻き込んで大胆に動きたいところです。また、昨年、吉久地区が本市で3か所目となる重要伝統的建造物群保存地区選定を受け、市の歴史的価値や文化的価値も向上しました。その他、保存と活用に向けて予算計上された山町筋の赤れんが建物などもあります。
本市は、高岡御車山祭、伏木曳山祭、福岡町つくりもんまつりをはじめとする歴史と伝統を反映した地域固有の祭礼・伝統行事、銅器、漆器、菅笠づくりといった高岡の誇る伝統工芸技術、国宝瑞龍寺、山町筋や金屋町などの歴史的建造物や歴史的な町並みなど、歴史都市高岡の名にふさわしい歴史・文化資産を有しております。
建造物においても国宝瑞龍寺、県内で唯一、たしか石川、新潟にもございません。いずれ伏木の勝興寺も間違いなく国宝になろうかと思っております。将来、歴史都市高岡、間違いなくこの時代が来ると思っております。 高橋市長さんには市民の皆様からいろんな評価があろうと思いますが、前市長さんの後、継続案件並びに諸事案に真摯に取り組まれ、私は頑張っておられると評価をいたしております。